生 : 1957年10月28日(フランス共和国、アブヴィル)
エルヴェ・ニケ (Hervé Niquet) はフランスの指揮者。古楽器によるバロック音楽の歴史的考証で名を知られ、とりわけオーケストラ「ル・コンセール・スピリチュエル」との協同によるヘンデルの演奏が高く評価されている。
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生涯 | Biography
1980年パリ・オペラ座の合唱指揮者に任命され、ルドルフ・ヌレエフやセルジュ・リファールらとともに仕事をする。1985年から1986年にかけてレザール・フロリサンの楽団員としてテノールを担当したが、1987年に古楽器アンサンブル「ル・コンセール・スピリチュエル」を創設、旧体制期にヴェルサイユをはじめとする宮廷で演奏されたレパートリーの再演を趣旨とした。ヴェルサイユ・バロック音楽センター (Centre de Musique Baroque de Versailles) と共同で、ジャン・ジルやジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ、マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ、アンドレ・カンプラといったフランス・バロック音楽における隠れた巨匠の再評価に貢献した。
ベルリン古楽アカデミー、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ロシア国立室内合唱団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団といったヨーロッパの名だたるオーケストラより名誉指揮者の称号を授与される。2011年にベルギー放送局合唱団 (Chœur de la Radio flamande) 音楽監督に就任、またブリュッセル・フィルハーモニックの客員指揮者に任命された。ヴェネツィアにパラゼット・ブル・ザーネ(フランス・ロマン派音楽センター)創設に協力。
演奏レパートリーの中でもヘンデルの『王宮の花火の音楽』および『水上の音楽』はとりわけ高く評価されており、2004年にエジソン・アワードを受賞している。
演奏 | Discography
参考文献 | Bibliography
- Hervé Niquet | Concert Spirituel [http://www.concertspirituel.com/fr/articles/62/herve-niquet]
- Hervé Niquet : portrait et biographie sur France Musique [https://www.francemusique.fr/personne/herve-niquet]